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天乃屋 工場見学会

2011年11月11日


11月10日、東米工 企画・人材育成委員会の企画として、(株)天乃屋 福島工場の工場見学会が実施され、組合員及び協賛会会員、総勢39名が参加しました。

福島工場では、主力商品として、歌舞伎揚古代米煎餅堅焼きざらめの三種を製造しており、生地製造から箱詰めまで、一本化したラインで流れているのが特徴です。特に古代米煎餅に関しては、朝、原料米を搬入したら、夜にはトラックで出荷できるという驚くべき生産性が実現されています。

生産効率面で特に目についたのは、最新鋭の袋詰め機です。歌舞伎揚の袋詰めにはトレーが入っていません。トレーなしで袋詰めをすると、袋を立てた時に個々の煎餅が落ちてしまい、陳列時の見映えが悪くなってしまいます。そこで従来は手作業が必要となっていたわけですが、独自に開発した袋詰め機では、その問題を克服しています。

また、社員教育にも力を入れており、各社員が自立して仕事をしています。
グループディスカッションで課題を話し合ったり、工程内部監査において無駄を指摘し合ったり、自分たちの問題を自分たちで改善していける環境が整っていました。
さらに、工場内で気がついたのは、社員の皆様が率先してあいさつしてくれることでした。
天乃屋では、コミュニケーションを大切にしており、まずコミュニケーションがベースにあり、その上に安全・品質・効率が実現できると考えています。そのため、ミニ朝礼、あいさつ運動などコミュニケーションスキルを向上する項目が社員教育の一環として用意されています。

しかし、生産効率化に力を入れている反面、伝統の職人技も守っています。
工場内の特徴として、包装工程エリアには最新鋭の効率的な機械が導入されている一方、米菓製造工程エリアでは、昔からの機械が使われています。つまり、米菓の製造方法は、昔からあまり変化していないのです。生地の焼き上がりを確認したり、ザラメを付けたり、人の技術を要する職人仕事は最新鋭の機械でも補えません。

齊藤社長は、出来上がった米菓を毎日欠かさず試食しており、普通の人が食べても気づかない、微妙な違いがわかるそうです。生産効率化した最新鋭の機械の向こう側には、すばらしい社員や職人がいました。結局、大事なのは人なんだなと考えさせられた工場見学でした。

このような貴重な機会をご提供いただいた、齊藤社長ならびに天乃屋社員の皆様に感謝申し上げます。